あおば歯科クリニック(金沢市)公式ブログ‐口コミでよく聞かれる歯列矯正について

金沢市のあおば歯科クリニック院長が、歯列矯正についてご説明します。

2022年09月

こんにちは、石川県金沢市にある「あおば歯科クリニック」院長の高橋です。このブログでは、歯列矯正についてご紹介しています。

 

歯列矯正を決意される方は「歯並びを良くしたい」という思いで治療に踏み切られることが多いように感じます。しかし今回は歯並びだけではない、歯列矯正で改善されるポイントをご紹介します。

 

1.歯の機能(=栄養摂取するための咀嚼能力)を最適化するため

歯列矯正は単に見た目がよくなるだけでなく、「噛む」という歯本来の機能を回復するためにも行うべき治療です。

歯並びがずれていたり、咬み合わせが悪い状態では、食べ物を前歯で咬み、奥歯ですりつぶし、上と下の歯で咀嚼するといった歯の役割を十分に果たすことができません。

 

2.歯並びが悪いと歯磨きが行き届かず虫歯ができやすい(=歯の寿命を縮める)

歯並びの良い人と悪い人では「虫歯」のできやすさに歴然とした違いがあります。

後者は歯が一面に並んでいないために、汚れが溜まってしまうのがよくある原因です。歯磨きをしていても、歯並びが悪いと歯ブラシの届かないところが出てきてしまいます。磨けなかったところにはプラーク(歯垢)が溜まり、これが虫歯を引き起こす菌の温床となって虫歯ができてしまうのです。

 

3.お子さんの場合、顎の発達にも悪影響が

「歯を食いしばって」と昔から言われるように、スポーツなどは歯を噛みしめて力をこめることが多く、「瞬発力」や、グッと力を入れて「踏ん張る力」に歯並びの良さが影響します。

お子様の歯列矯正は、一般的に、永久歯が生え始める時期(5~7歳頃)を目安に治療を開始します。この時期の矯正は顎の骨格から整えることができるため、成人する頃には歯並びや顎のトラブル、悩みを抱かなくてもよいという点が最大のメリットです。

子供は成長力が高いため、比較的短期間で治療が終了できるのも利点です。

 

4.発音・滑舌がよくなる

歯の裏に舌をくっつけて発音する音(サ行、タ行、カ行)は歯並びがたいへん重要です。歯科矯正を受けることで滑舌がよくなり、電話や日常生活を過ごしやすくなるといったメリットがあります。副次的には「会話を楽しめるようになった」と喜ばれる方もいらっしゃいます。

 

5.見た目の美しさ(自信につながり性格が明るくなったという方もおられます)

歯並びを良くすると顔の形が綺麗に整うというのは、歯列矯正を受ける上でたいへん多い動機ではないでしょうか。歯並びが悪いと、見えている歯だけではなく顎や骨にも負担をかけている状態です。または、口元を気にするあまり受け口や不自然な癖がついている場合も。こういった歯並びの不具合を改善し本来の位置に整えてやることで、顔の骨格も本来の美しさを取り戻していきます。

 

いかがでしょう、歯列矯正に関心を抱いていただけただしょうか。

もし迷っているという方は、まずは少しの勇気をだして、歯医者さんに相談してみてくださいね。

こんにちは、石川県金沢市にある「あおば歯科クリニック」院長の高橋善昭です。このブログでは、歯列矯正についてご紹介しています。

 

今回は「歯列矯正の流れに」ついて、ひとつひとつ見ていきましょう。歯列矯正は以下の順序で進めていきます。

 

1.相談

まずは患者様のお口の中を拝見し、ご自身の気になっている点や、医師としての所見を述べさせていただきます。初めて相談にお越しいただいた際は、皆さん少なからず緊張されるものですので、このブログをご覧の方もどうぞ安心して相談にお越しくださいね。

カウンセリングの後、治療の概要を説明します。歯列矯正治療は基本的に保険適応外の「自費診療」にあたるため、不安や疑問があれば遠慮なくご相談ください。

 

2.検査・診断

カウンセリング後、矯正治療が決定した患者様にはお口や顎の状態を調べるため、以下の順序で検査を行っていきます。

①口の中の写真を撮る
②顔の写真を撮る
③レントゲン写真を撮る
④口中の模型作成のため、歯の型取りをする

すべての検査が終わりましたら患者様の検査結果と治療内容を照らし合わせて治療計画を立てていきます。また、抜歯が必要な場合は矯正装置が入るまでに抜歯を行います。

 

3.治療スタート

実際に歯列矯正の装置を装着。この時、痛みやきつさがある場合は我慢せずきちんと医師に相談するようにしてくださいね。

一般的なワイヤー矯正はマウスピース矯正よりも時間がかかる上、最初は「痛み」も考慮しておかねばなりません。歯列矯正は、しっかりと生えている健康な歯を動かして固定するため、装置を入れた直後数日間はどうしても痛みを感じやすくなってしまいます。あまりにも痛い場合は鎮静剤の服用が効果的です。

 

4.調整

一か月に一度、矯正を調整して歯を動かします。また、矯正装置が入ったことで汚れや食べかすなどが詰まりやすくなっています。どうしても自宅での歯磨きでは追いつかない部分もあるので、調整と合わせてお口の中をクリーニングしましょう。

 

5. 装置を外す

毎月の調整を数年(概ね13年)医師が「歯並びが治った」と判断すると矯正装置を外します。元の歯並びの状態や個人差はありますが、1年~3年の患者様が多いです。

 

6.保定

いよいよ矯正装置が外れた後は、歯並びが戻らないように保定装置を入れます。保定装置には取り外しの可能なタイプと歯の裏からくっつけてしまうタイプがあります。最初の1年は24時間、後の1年は夜間のみ、合計2年間でしっかりと矯正していきます。

 

一生付き合っていく大切な「歯」の気がかりは少しでも早くに解決されることが得策です。歯並びが気になっている方はぜひ一度、歯医者さんに相談してみてくださいね。

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